テーブルホップで何気に便利でウケるコインマジックの一つとして、ホッピングハーフがあります。銀貨と銅貨の入れ替わりで、最後には両方とも消えてしまうコインマジックですね。現象が単純なので、大人から子供まで誰が見ても楽しめるところがGOODです！マジシャン的にもギミックは嵩張らないし、持ち運びも全く苦にならず、それでいてウケるという正に願ったり叶ったりなマジックです。

■通常のホッピングハーフとの違い

そんなホッピングハーフですが、一瞬アレ？っと引っかかってしまったのが、この商品H･M･Cとなります。普通のポッピングハーフは、ハーフダラーと銅貨を使いますが、これはワンダラーとチャイニーズコインを使うところが賢いです。チャイニーズコインは穴が開いており、おい客様目線で見ると、それが暗黙にギミックの存在を消しております。マジシャン目線でみると、一瞬アレ？しぇる？？と引っかかります(^-^;

■H･M･Cの気になるクオリティー

私がマジックを始めた頃、テンヨーで売っていたホッピングハーフは１５０００円しました。欲しかったですが、当然高すぎて買えませんでした。しかし良い時代になったもので、このホッピングハーフは、税込み5060円です！

もちろん、テンヨーで売っていたジョンソンプロダクツの物と比べてしまうと見劣りはしますが、実用上では何ら問題のないクオリティーです。むしろ演じる上では、ワンダラーサイズなので、ハーフダラーと比べれば圧倒的に見やすく、チャイニーズコインを使うことで、よりコントラストがハッキリとするのでオススメです。

コインのクオリティーは、お値段的に当然レプリカコインとなります。モルガンコインもチャイニーズコインも、ウェザリング加工されているので、本物感がある所が良いですね。そして、しっかりと削り出しで製作されております。超格安ギミックコインにある押し出し製ではないのでご安心ください。個人的には高くなってもよいので、本物のモルガンコインで作って欲しいと思いました。

昔はコインマジックを演じるなら、日本円がベスト、妥協して１９６４年ハーフダラー的な考えがありましたが、今はそんな時代ではないですね。レプリカコインのクオリティーが上がったので、パフォーマンスする上では、レプリカコインで十分か、むしろレプリカコインの方がbetterになっている気がします。

実際、FISMコンテスタントも積極的にレプリカコインを使っているぐらいですから。もちろん演じるマジックによっては、本物のコイン＋高精度なギミックが良い場合もありますが、ホッピングハーフに至っては、レプリカコインのモルガンワンダラー＋チャイニーズコインの組み合わせは、実用面ではBESTな選択かと思われます。

■H･M･Cホッピングハーフの難易度

ホッピングハーフは、ギミックを使ったコインマジックとなりますので簡単です。順番と動きを覚える程度ですので、コインマジックが初めての方でも安心して演じられます。実際、解説動画も１０分程度と短めですが、十分理解できます。

この機会に古き名作であるホッピングハーフを是非、演じてみて下さい(^_-)-☆


※この商品は最後にコインが消える通常ルーティーンのセットアップです。動画にある最後にパースから消えたコインが出現して改めさせる部分は演じることはできませんのでご注意ください。ポッピングハーフは、最後にコインが消えてしまう所がオチであり余韻が残る部分でもあるので、個人的には、わざわざ怪しいパースを使ってまでレギュラーを出現させ改める必要性は無いかと思います。

※解説はオンライン動画です。




難易度:★☆☆☆☆
ウケ度:★★★★★
実用性:★★★★★


セット内容
ギミックコイン一式
オンライン解説パスワード

製造元:Himitsu Magic