Item
コミュニケーションボード 毎日気軽に使えるサイズのディレクターズボード!
私にとって禁断のディレクターズボードは、手放せないアイテムです。出すタイミングが完璧であれば、マジックショーを何倍も盛り上げることができる素晴らしアイテムだからです。そこでディレクターズボードをより手軽に、より身近で使えないだろうかと考えた末にたどり着いた答えが、コミュニケーションボードです。
マジックショーでディレクターズボードを使う場合、それなりに大人数のお客様に見せる必要もあるので、適度な大きさがあるほうが良いでしょう。しかし、プライベートで使うとなると、既存のサイズでは少し大きいと感じておりました。そこで、プライベートでの使い勝手を最優先にしたミニサイズで製作しました。
既に禁断のディレクターズボードをご愛用されているお客様でしたらお分かりいただけるかと思いますが、ディレクターズボードは出すタイミングが命です!このタイミングを逃すと、ウケ具合が一気に下がってしまいます。そのため、ここぞ!と言うタイミングで的確なボードを出すのが重要となります。
しかし、どうしてもモタついてしまい、折角のタイミングを逃してしまうこともあります。その理由は、ボードを重ねてポケットにしまっているからです。重ねてしまうと、当然間違えて出したり、何枚か出してそこからボードを見せたりすることになってしまいます。
そのような理由で、私は専らディレクターズボードタローズバージョンを使っているわけです。タローズバージョンは2枚しかないので、限りなく出し間違えはありません。ホッピングで忙し現場では、この2枚のワードで十分対応できます。
ところが、プライベートで使おうと思うと、正直もう少しワードが欲しいと思うことがしばしばあるわけです。そこで何度も試行錯誤をした結果、現状このワードがあれば、ほぼカバーできると思われる10ワードで構成しました
■拘ったのは1ポケット1ボード
既存のボードは長さがあるので、どうしても内ポケットに仕舞う必要がありました。そのため、仕舞う場所が限られてしまい、結果としてボードを重ねて入れざる負えませんでした。
そこで、ボードをスーツの胸ポケットに収まるサイズにしました。そうすることで、仕舞える場所が一気に増えます。スーツの胸ポケットサイズであれば、ほとんどのポケットに入れても上がはみ出ることがありません。
そのため、胸ポケット、両サイドのポケット、パンツのポケット、長財布と仕舞える場所を一気に増やすことができました。このようにすれば、1ポケット1ボードで仕舞うことができるので、どのポケットにどのボードを入れたのか忘れさえしなければ、タイミングを逃さず的確なボードを見せることができます。
■サイズの拘り
ボードのサイズはとても重要です。出した時のインパクトが大切なので、小さすぎると迫力不足でウケないのです。名刺サイズでも試してみましたが、小さすぎて特別感が無いように感じたのでNGです。文字も小さくなってしまいますし、面積が狭いので、使えるワードも限られてしまいます。
そこで試行錯誤した結果、コミュニケーションボードのサイズにたどり着きました。2,3文字がベストですが、6文字まででしたらセーフなサイズです。
また、このサイズですと長財布であれば余裕で入るので、持ち運びに便利です。最近のスマホは大きいので、二つ折りのスマホケースにも入れられます。(←後ほど解説しますが、ココは結構重要)
出したときに「カワイイ」と思わず言いたくなサイズ感でもあります。
■汎用性の拘り
ワンダフルマジックショップにお越しの皆さまは、当然マジックがお好きな方々だと思います。私も含め、マジックを見せるのが大好きだと思います。そこで、コミュニケーションボードはマジックでも日常でも両方使えるワードに拘りました。
★先ずは鉄板の「拍手」と「握手」です。マジックショーでこれを外すことはできません。ショーの最中に何度か拍手を出し、最後に握手をだすと、皆が拍手をします。そこで、「よーく見て下さい。拍手ではなく握手ですよ!」というと、クライマックスにダメ押しでさらに盛り上がります。
(ちなみに、拍手と握手の組み合わせは、私が昔、ショーで拍手のディレクターズボードを出したら、お客様が間違えて握手と読み違えたことで思いついたアイデアです。面白いと思い自分で作って使っていたところ、ある仲間のマジシャンが、どうしても使いたい!というので、マジックムーヴメントさまにアイデアを提供して広めて頂きました。
★「お静かに」と「別料金♬」もマジックショーではよく使います。たまに種が分かったとか、進行を妨げるお客様がいらっしゃいます。そのような場合は空かさず「お静かに」を出します。角を立てることなくやんわりと笑いで場を整えることが出来る魔法のワードです。
「別料金♬」も使えます。ディレクターズボードでは「別料金です」の裏が「企業秘密です」となっておりますが、私の経験上、別料金♬の方が使い勝手が良いと思います。ショー中のお客様の反応で「もう一回やって」と「タネ教えて」があります。企業秘密だとタネ教えてにしか対応できませんが、別料金♬だと両方に対応します。使うボード数は少ないに越したことはないので、取捨選択しました。また別料金だけだと言い放った上から目線に思われてしまうので、最後に♬マークを入れております。
★プライベートで女の子に喜ばれるワードは「可愛い」です。このワードに勝る言葉は無いでしょう。ただ、可愛いだけだと、そこで会話が途切れてしまうので、そこで空かさず裏返して「キュン死」を見せます。キュン死は最近の流行言葉で、ネット上では頻繁に使われています。例えば、 かわいいペットや子供の写真に対するコメントで「まじキュン死するーー」みたいに使います。この組み合わせは本当に気に入っています!キュン死するほど貴女は可愛いという意味になりますからね(#^^#)
★ある程度コミュニケーションが上手く進めば、当然、連絡先を交換したくなります。そこで使うボードが「教えて」と「連絡先」です。最初に「教えて」と見せるので、相手は「何を?」となります。そこで空かさず裏返して「連絡先」となる訳です。心理学的には疑問と間を作ることで、その後にYESと肯定的な答えを言ってもらいやすくなるということを何処かで聞いたので、その手法を取り入れております。
★最後は連絡先の交換です。「教えて」「連絡先」の後に続きます。最近では、連絡先の交換は名刺ではなく専らラインでしょう。しかし、全員がラインをやっている訳ではないのも事実です。人によっては、メッセンジャーかもしれませんし、メールアドレスかもしれません。私のように自分のホームページのアドレスを教えたい人もいるかもしれません。そこで、最後のボードは何も書かれていないブランクと裏は「削除しないで」となっております。
連絡先交換で便利なのはQRコードの読み込みでしょう。これはラインで実証済みです。しかし、他の連絡先を教えたい場合もQRコードを使ってしまえば、事はスムーズに進みます。そこで、ブランク面にはご自身でQRコードを生成して頂き、プリントアウトして貼り付けてご使用いただけるようにしました。こうすれば、ご購入者さまが相手に伝えたい連絡先を自由に作ることが出来ますし、気に入らなければ他のQRコードに張り替えてしまうことも可能です。
QRコードをボードに張り付けるメリットは、ギャグで使えてウケるからです。「ちょっと待って!いまQRコード出すね」と言ってスマホケースからこのボードを出せば、「えーー!そこ?」となり、私の好きな脱力感を作り出すことができます(;^ω^)
そして目出度くQRコードを読み込んでもらえたら、裏がえして「削除しないで」と念を押します。
以上がコミュニケーションボードの汎用性の拘りとなります。ここにたどり着くまで、100ワード近い候補を出しては試しを繰り返したので、正直、飲み代、食事代という名の研究費が結構掛かりました(+o+)
■ワードの選定とデザイン
コミュニケーションボードではワードの選定にも拘りました。汎用性を重視しておりますので、誰が見ても即座に理解できるワードでなければなりません。出した際の相手がクスッと笑いたくなるような言葉にしました。
また、相手を不快にするような言葉にならないように、細心の注意を払いました。言い放つワード、上から目線のワードは出されても気分がイラっとします。短く端的で、プラス思考で捉えてもらえるようなワードとデザインにしました。
■コミュニケーションボードのクオリティー
コミュニケーションボードは、特注した特厚ラミネートフィルムを業務用ラミネーターで細かく温度調整して製作しております。印刷も裏面が可能な限り透けないように、両面別々に印刷した後、丁寧にカットして張り合わせております。家庭用ラミネーターで作ったものとは、比べ物にならない耐久性と厚さがあります。見た目もキレイです。
この商品ページで、ワードの配列も使い方も全て包み隠さず公表しているので、自作することも可能かと思いますが、少しでも本気で使ってみたいと思った方は、是非ご購入頂けると嬉しく思います。
■コミュニケーションボードの良い使い方
コミュニケーションボードでもディレクターズボードでも言えることですが、ボードはむやみやたらに出しまくらないのがウケるポイントです。言葉で伝えたほうが良い場合は、ボードは出さないほうが良い場合もあります。相手に「しつこい」「またそれ」と思われたら、ボードの効果は無くなってしまいます。その場の空気を読み、イケる時に出すのがコツです。
幸いにも皆さまはマジックができるので、このボードを出す理由があります。コミュニケーションボードはマジックと組み合わせて使うのが効果的ですので、きっと皆さまのお役に立てると信じております。
2020年はコロナ禍の年です。人と人とのコミュニケーションを出来るだけ避けなければなりません。そのため、このような状況下での出会いはとても貴重でありチャンスでもあると思います。コミュニケーションボードは図らずも、このような状況下で出すと、ソーシャルディスタンスへの気遣いにもなります。
まだまだ思いっきりマジックが楽しめない状況が続きますが、コミュニケーションボードが少しでも皆さまのお役に立つことができるのであれば嬉しく思います。
難易度:★☆☆☆☆
ウケ度:★★★★★
実用性:★★★★★
セット内容
ボード5枚
製造元:ワンダフルマジックショップ